夏子の酒(6)

夏子たちの佐伯酒造へ営業妨害をし、悪質な酒を量販する黒岩酒造の跡取りながら、自ら新しい酒造りに取り組む慎吾。
そんな慎吾と夏子は、足のひっぱり合いで競うより、どちらが日本一の酒を造るかで競い合おうと誓う。
そんな中、夏子たちは、酒米「龍錦」を栽培していくうえで問題となる、農薬空中散布の問題とついに対決する!酒米「龍錦」を栽培していく上で問題となる、農薬空中散布の中止をついに進言した夏子たち。
子供たちのため、土のため、そして稲のため、という夏子の思いを町の人々に伝えることの難しさを味わうことになる…。
そんな中、夏子は、宿命のライバルと考える銘酒・美泉(びせん)の新酒を口にし、新たな意欲を燃やす!上槽(じょうそう)したばかりの美泉(びせん)を味わい、去年のものよりさらに鮮烈な味わいに刺激を受けた夏子。
2回目の酒も上出来となった慎吾や、父の反対を押し切って酒米「龍錦」作りを手がけだす冴子――皆が夢へと近づいたかに感じた矢先、酒造りの切り札的役割をする杜氏(とうじ)の山田信助が倒れてしまう…。
佐伯酒造では、病気で倒れた山田杜氏に次の酒造りも任せるか、交替させるかの決断を迫られていた。
病気で倒れた山田杜氏(とうじ)に次の酒造りを任せるか…。
兄が父と山田杜氏と夏子に託した夢、誰ひとり欠けては成立しない夢として、夏子は、奇跡を信じてまい進していくことを決意した。
そんな中、夏子の良き協力者・冴子が丹精込めて育んだ酒米「龍錦」の田んぼに、大きな壁が立ちはだかる。
「夏子の酒」独自の味を求めて、夏子は思い悩む。
そんなとき、夏子は、兄・康男が残してくれた吟醸酒のことを知る。
その「吟醸N」は、夏子の舌と心に強烈な印象を残した。
だがそれは同時に、皆との反目を引き起こすことに…。
夏子の求める味、目指す味を誰も理解できないのだ。
杜氏(とうじ)も父も理解してくれず、真っ向から対立した中、目指す「夏子の酒」は生まれるのか!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60014674