幸せの時間(2)
良介が想いを寄せる少女・奈津は、偶然にも浅倉が耀子と抱き合っていたのを目撃していた。
そのことを家族の前で暴露した奈津。
そして、浅倉家の何かが変わりはじめた……。
何もかもがめちゃくちゃになっていく!! 浅倉は耀子に別れを告げていたが、浅倉と絶対に別れたくない耀子は、ついに浅倉の会社にまで姿を現わした!家族を修復させようとした温泉旅行にまで耀子はつけて来て、浅倉に関係を強要した。
そして、浅倉の留守に花を届けに来たガーデニング講師・篠田は、智子への想いをぶつけるようにして智子を陵辱した!! そんな中、浅倉に部長昇進の話が持ち上がる。
表面上うまくいっているかのように見えていた浅倉家だが、何と篠田が自殺を図ってしまい……!!浅倉の下着に口紅が付着していたことにより、浅倉の浮気を疑った智子は、篠田に浮気の調査を依頼した。
そこで、浅倉を尾行した篠田は、浅倉と耀子の浮気の現場を目撃してしまう! だが智子の幸せを願う篠田は、智子に「ご主人を信じてあげて下さい」と嘘をつく。
それでも信じきれない智子は、口紅のついた下着を持って浅倉の出張先を訪ねた。
その時、クローゼットの中では……。
「何としても耀子とケリをつけなくては……」そう思いながら耀子の家に向かった浅倉を迎えたのは、大胆な下着を身に着けた耀子だった。
しかもその下着は、デパートの売り場で智子が眺めていたものだった!? 耀子と別れ話を終え家に電話をかけた浅倉だったが、智子の冷たい反応により、再び耀子と関係してしまう。
しかしその帰り道、『耀子の男』に襲われてしまった!?離婚届まで用意した智子だったが、浅倉のケガをきっかけに考え直す気に。
しかし、ふたりの間には、今までとは違う何かが隔たりを作り出しているようだった。
耀子は同僚に紹介された田口とホテルに行ったが、かえって浅倉を愛していることを再認識してしまう。
彼等の人生の歯車は回り続けていた。
少しずつだが確実に、小さなきしみ音を響かせながら、明日という名の闇に向かって……。
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